今月の聖句は
「この人生は 自分独自のものだ。 大切に生きよう」 です。
これは貴方の人生とは、他にかけがえのない2つとない、特別な人生なのだ、という智慧の教えです。
これまでの人生が、
”自分にとって特別なものだった” と思える体験はありますか?
また、
自分は独自の人生を生きている、
自分の人生の特殊性を感じた体験を・・。
ご自身の記憶から探ってみましょう。
この聖句は”人生は天があなたに与えてきている特別な人生なのだ”、といつも考えていなさい、という智慧の教えです。
以前聞いた、
インド ヒンドゥー教僧侶の講話で、「人間として生まれたってことは素晴らしいことなのです」 と話していたのを思い出しました。
「蜂にうまれたかもしれない、蜂ならいいよねー。ハエだったかも・・」と。
前世の行為(カルマ)が良いと、その分、
現世の生き方に反映されて、知能高い生き物として生まれることができる・・らしい。
だから、この人生を楽しまなきゃ。
特別なダルマ(使命/仕組み) のなかで、生きていることを自覚しよう。
生きていると、シンドイこともよくあるけど。
そんなときとは 「お与えだねー」と思い、自分で自分を勇気づけます。
あらがっても仕方がないことは、素直に応諾。それがヨーガの考え方。
生きていく中で、自分ではどうしようもできないことが多々あります。
ヨーガの聖典では、それを判断できる識別智(ヴィヴェーカ)が大事、と説いています。自分の力で解決できる問題なのか、それとも どうしようもできないことなのか、見極める必要がある。そして「切り替え」る。
先日の森田先生ワークのなかでも話されていた、「降参します。あなたの思し召すままに」ということば。降参とは放棄でなく、”ありのままの現実を認めたうえで、自分がやれることをやっていく”こと。 そして結果は天に委ねる、という態度。
有名な「ニーバーの祈り」 にも、そのエッセンスはあります。
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「ニーバーの祈り」
神よ
変えることのできるものについて、 それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、 それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、 変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
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識別智(ヴィヴェーカ)が大事