アートマン(自己/魂)

 

神秘主義、と言われているvead(インド哲学)を学んでいます。

「自己」とは一体何?

アートマン(自己/魂)とは、何か・・ ?

 

魂の究極が自己(アートマン)と先生は言います。

私たちはついつい、実際に触れるものや、手に触れることができる現実味のあるものが

自己と思ってしまいますが、

インド哲学では、不変なもの、永遠なものを、変化のないものだけを”自己”とよんでいる。

 

「私とはこの体。この体が私である」と、思っているとします。(殆どの人はそう思っていますね)

実際、私たちは、無意識のうちに自分の体=私と思っている。

しかし、この肉体は10年もすればすべて細胞が入れ替わり、

今の体は10年前とは全く違う別物です。

そう考えてみると、
「この変わりゆく肉体は、私の本質ではない」という答えが導き出されます。

 

また別の例で言えば、

「私とはこの心、思いである。この心こそが私である」と、思うとします。

しかし、心というものは、日によって体調によってとどまることなく、変化します。

ぶれぶれ、ユレユレなのが、心。

動くものが心。

 

 

日常のなかで、「変化するものは、私の本質ではない」という、ヴェーダ【インド哲学】の識別をおこなっていくと、変わりゆく心も自己ではない、という結論になります。

 

本質は、

肉体でもなければ

感覚でもない、

感情でもない。

性別も、名前も、仕事も、国籍も、地位も、学歴も・・ 私自身ではない、ということが分かります。

すべて変化するものは、本質ではないから。

 

そして、すべてが「私でない」と否定された後、最後に残るもの、・・が自己(アートマン)であり、本質だ、とインド哲学の先生は言います。

何ものにも影響されない、時間や空間に左右されない、

まさに形容詞で例えようがない、「自己」です。

うーーむ。頭では理解が難しい・・

対象物がない。

アートマンは顕現していないので、

もともと、この世界では認識できないものが、アートマン(自己/魂)という考え方。

 

自己啓発とか、自己探求とか、やるよりは、

日々、丁寧に楽しく、悦びを感じて生きた方がいいんじゃない?!

・・というお話でした。

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