人体は小宇宙・・ と言われたりします。
未知なる部分が多いこと。
そして、人体は
この世を構成する元素や
その環境(土地、天体、空気、火や水)の性質を共有しているから。
「ひとつの完全生」、とか、
「人間は全てである」、とか、
「奇跡」などと描写される由縁。
筋肉も、 「小宇宙」の思想を表すために
用いる大事な構成要素なのだなぁ、と
TV番組 ヒューマニエンス 「筋肉・・感応する奇跡のシステム」
を見てそう思いました。
番組内容を抜粋して、記録・・・
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人は600種類の筋肉でつつまれている。
「筋肉は生命の維持装置」であることが、昨今の研究で解明された。筋肉がさまざまな物質を出し身体と心の健康を保っていることがわかった。
心臓も筋肉のかたまり、血管も筋肉でできている。コミュニケーション能力ももっている。
身体の状態を知る能力があり、センサーがあり
(筋肉同士)お互いで感じ合っている。
筋肉は伝えあい連動している。
「筋肉は生命の維持装置 」 がキーワード。
運動不足からうつ病になる。
運動するとマイオカイン(筋肉で作られるホルモン・30種類以上ある)が分泌される。
運動することで、SPARCスパーク(大腸がんを抑制)
IL6(肥満や糖尿病の予防)、 Ilisinアイリシン(脂肪燃焼)が分泌される。
運動することで分泌される、BDNF(脳由来神経栄養因子)がうつ病を抑制する。
運動する、筋肉を動かすことで、ホルモンを分泌し脳に作用するのではないか、と推測される。
動物(人間を含む)は身体を動かすことが前提で、生命を保っている。生きることと動くことは、密接に関係している。
動くことで脳の機能、認知機能そのものを活性化している。
逆に、身体を動かさないと精神的に悪い影響が及ぶことがわかってきている。
人間の賢さゆえに、
文明が発達し、身体を動かさない生活が主流となっている。
人類は、筋肉をつかわない世の中が、”良い”という価値観で進歩している。
現代社会は、人間が筋肉を裏切っている状況。
文明が発達して、人間の社会は、筋肉がいらない方向に向かっていく。
筋肉を裏切っている、と言えるのでは?。このまま筋肉を裏切り続けていると、人類は滅亡する?!
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奇跡のシステム、筋肉!動かない生活は、身体だけではなく、心まで蝕むことがわかってきています。
「人類は滅亡する?!のでは」なんて、先生のこわい感想で終わっていますが。
「動きたい!」
と、いう筋肉の声をきいて、動物の本能にまかせて運動しましょうね♪