帰省の際に、日光東照宮へ行きました。
有名な眠り猫。写真がボケていますが・・(汗)
生徒さんが、「東照宮の修復後、眠り猫の目が開きすぎ!とクレームがきたらしいよ。」と教えてくれました。
ふーーん。どうかな?目が開きすぎには思えなかったけど
色々みーんな思うことあって、
それぞれの主観で言いたいこと・・言うね~。
今日の午後は、小牧市 地球子ども村 (障がい者就労継続支援事業所) サークルレッスンでした。就労支援事業所とは、障がい者自立支援法に基づく就労支援のための施設です。
地球子ども村でのヨーガ実習は、6,7年?になるのかな。最初は施設がギャラを私に支払い、全員でヨーガをしていました。しかし、3年ほど前から希望者さんが月謝を払ってヨーガを行うサークルスタイルに変わり・・。
最初は、ずーっと与えられてレッスンをしてきた形から、自腹で支払い受講する、というスタイルが受け入れてもらえるか心配でしたが、少人数ながら固定の参加者さんが自分の賃金からお月謝を払い、受けています。
「ヨーガはいいね~!」 と息子と同年代のI君が
帰り際に叫んでくれました。
「ありがとうーー!」
レッスン前までは、ご機嫌ななめ。落ち込んでいたI君。心に少し障がいをもち、他人の言動に一喜一憂してしまう。
「先生、俺太った?久しぶりにあった同僚に、『I君、太ったね。気持ち悪い』と言われたの。落ち込むよ。」と第一声。
大丈夫だよ、と言いながらも、先生(臨床心理士)の話しを思い出し、お伝えしました。
「私の先生が
『人の色々な言動で、落ち込んだりムカっと腹立たせたりするのは 心がその人に支配されちゃった、ってことだよ。嫌でしょ~。
他人に心を支配される、他人に振り回されるっていうのは。
自分は自分。
心をコントロールするのは自分でしょ。』 と教えてくれたの。 だから、私、ムカっとかイラっとか落ち込んだりしたとき、その言葉を思い出して、
『大丈夫だよ心さん。傷つかないで~』、と心とお話するのよ。」
「うん、そうだよね」
と、I君のご機嫌が戻りました(笑)
実はI君、落ち込むと長いのです。
他のみんなも優しいから、I君に目を向けてヨーガに集中できないから。
なんとか、場の気をあげようと! 声をかけました。
部屋に入った瞬間の、よどんだオーラが 『パッ』 と明るくなったね。
あーー、良かった。
「自分を見失わずに生きること」 が大切。
これは、
自分の良いところも悪いところもひっくるめて、自己理解を深めることによってできる生き方です。
真の自己を見失っていると、他人の言動に一喜一憂してしまう。
もちろん、私もそうですが
カチンときても、ああ、脳が反応しているなぁ。
でもその思考に対して行動する必要はないよ~、と言い聞かせます。悪口言ったり、腹を立てたり、無視したり・・No No しない。
「あの人は今、不幸だから、あんな意地悪なことしたのだわ」
なんて、思ったりもします。
その人と同じラインに立たないで、一段階うえに。思いやりをもって、善性(サットヴァ)いっぱい!加えて、微笑んだりしちゃったらもう大勝利!
自己理解。
人間は不完全で、
弱い部分を持っている存在と受容したとき、自己成長へ向けての力が現れ変容を促すと
ヨーガでは考えています。
みんな弱いから悪口言ったり、意地悪したり。
ヨーガを業じると、そんなもん屁のカッパ!動じなくなるよ。